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外国で重い怪我の治療をするということ。

19日に一緒に獣医に行った友人のワンコは本当に深刻な状態だったので、21日まで毎朝晩通院 注射3本。「これで効き目がないようなら、外科手術しかないからね」と脅されていたのだけど、ワンコと飼い主さんの頑張りでメキメキ良くなってきて、危機的状況を一応何とかクリアしたと思われる土曜日に専門医と設備の整った病院に紹介状をもらって行ってきました。

紹介された病院は、はっきり言って,私&友人のおうちにすごく近い(笑)。
綺麗でスタッフも多いし、24H(ここの動物病院は24Hがほとんど)、設備が新しい!すばらしい!こういうところもあるのね~と感心しきり。モスクワをあと1週間で去るというのに、いまさら・・・という気がしないでもないが(笑)。

専門医の診察があり・・・外科手術は当面必要ないのではないかとのこと。
飼い主さんもほっとした様子。注射より効き目の長い点滴を朝晩2回、それで充分な回復が認められれば飲み薬に切り替え、だんだん減薬していこうとのこと。

それにしても・・・・ロシアで動物病院にかかるのは一苦労だ。
まず言語。英語を話せる獣医さんもいなくはないが数は少ない。よしんば英語が話せたとしても、そもそも専門用語が分らないから、英語になっても分らないという(笑)。それに「再診」に指定された日に行ったら全然別の先生だったということは当たり前。それぞれ先生たちの申し送りが全くされていないので、イチイチ毎回説明しなくちゃならない。お薬は人間の薬局で買うもの、病院併設の薬局で買うもの・・・とあるし,注射などは普通自分でやるらしい(出来なければ病院に行かねばならない=500円程度)。入院施設は基本的にない!ほぼ1から10まで自宅で看護!紹介された病院にいって、モスクワで初めて「カルテ」をみた・・・・ビックリ。さらにPCが導入されていて2度ビックリ(一般の会社などではPCは普通に普及しているけど、動物病院では珍しいかも)。まあ・・・カルテがあっても、同じ話を何度もさせられたのは同じだけどね。

獣医さんで使う単語は日常生活で使う単語とほとんどかぶらないので、ちちは獣医ではあまり内容が聞き取れないという。それに対して(笑)私は獣医さんと話す機会も多いし、犬の本(ロシア版)を結構読んでいるので、話すのはしんどいけど、聞くのはかなり理解できる。そんなわけで、今回重症のワン&飼い主さんに付き添って通院しましたが、このたび晴れて「毎日通院」から「投薬&数日後再診」までこぎつけました。よかった~!

病名は「椎間板ヘルニア」。
彼の場合、日本で発症して持病として持っていたのだけど、今回、こちらに来てはじめての大きなトラブルでした。

海外に動物を連れてくるのは本当に大変だなあ・・・と、日々しみじみ思う。
でも、つれてきたことを後悔はしていない。もちろん、今回大変な心配をしたR家の人たちだって、きっと後悔はしてないと思う。ただ、覚悟は必要。飼い主として「出来る限りベストの治療を受けられるように頑張る」という覚悟が。いい先生や病院を探したり、なるべく正確に症状をつたえたり・・・とか。でも、基本的にココの獣医さんで嫌な人には会ってないし、個性豊かで、人間観察として興味深いかも??いやはや苦労と同時に楽しんでますがね(涙)。
by teachermakizo | 2007-07-22 11:33 | その他