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困った親切(涙)

ちち帰る・・・朝6時半なり。
ブリュッセルからモスクワに戻る便が、なんと深夜しかない・・・という恐ろしさ。モスクワ=シェレメチェボ空港着が早朝5時。ベルギー、ロシア嫌いなのか(笑)。

ちちが帰宅したのは気がついていたが(コドモタチがうるさかったから)もちろん、おきられるはずもなく。コドモタチ「だけ」がお出迎え。ちち、思わず、朝から王子のブラッシングをしてしまったとか(何故?)。ろじは鮮魚のように逃げ回るので出来なかった・・・と言っていた。

睡眠不足のちちに「少しだけ」睡眠を与えてから(爆)、コドモタチの散歩に。
コドモタチにはお留守番をお願いして、食事をして、その後、イズマイロボの作家さんのところへ。今日は王子のブローチが仕上がっているはず。それに、月曜日は絵付け教室だし、イズマイロボでマスチェル(職人)といわれている人たちの作品を見て勉強しておきたかったし。

なのに・・・。

遅い昼食をカフェで取っていたら、ちちのオーダーがめちゃくちゃ来るのが遅く(多分忘れられてた)、イズマイロボへ向かう道中が大渋滞。「明日にしようよう(涙)」と泣きを入れるちちを鞭打って目的地へ。

ついたはいいのだが、もう日が暮れていた(笑)。
イズマイロボ・・・というのは、お土産物を売っている大きな市場で、手作り物もあるし既製品もある。手作りのものの多くは、描いた本人かその家族が品物を売ってたりする。殆どが屋外で掘っ立て小屋よりましなスタンドがあって、そこに商品が並べられている。もちろん、雪の日も雨の日も。電気は引いてないので、暗くなる前にお開きになる。

いないかもしれないけど・・・と目的のブースによると、おじさん、丁度帰るところで、われわれを見て本当にビックリしてた。「明日来てもらおうと思って、電話しようと思ってたのに。まさか今日、こんな時間に来るとは思わなかったよ」と言って、売り物でパンパンになったスーツケースをほじくって、王子のブローチを出してくれた。

むむむ!

「いつもたくさん買ってくれるから、ブローチの枠をイイヤツにしといたよ(爆)。あと、背景もサービスで塗っといたから。どう?きにいった?」とおじさん。

おじさ~~~~~~~ん(涙)。

ろじのブローチと並べて額に入れようと思っていたので、頼んだときにも「ブローチ枠は同じのにしてね。背景も塗らないでね」とお願いして、おじさん「がってんだ」って言ってたじゃない(涙)。忘れちゃったの???ウウウウ。

「ねえねえ、気に入った???」とおじさん。

もう、しょうがないなあ(笑)。良かれと思ってやったことだからね、怒れないよねえ。
うんうん・・・気に入ったよといったら、おじさん喜んでた(笑)。困った親切だなあ、もう。

でき自体は、ろじたちの方がよりそっくりだったけど、まあよく描けてた。
なんと言っても、ちち曰く「イズマイロボで100円で売っていても買わない」絵付けの箱しかかけないワタシ。人の作品をどうこう言えないよね(笑)。

何事も・・・自分でやってみて難しさや苦労が分かると、相手にも寛容になれるものね・・・としみじみ。
by teachermakizo | 2005-11-05 22:53 | ちち