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Братья Карамазовы(カラマーゾフの兄弟)

今日はマリインスキー劇場の「カラマーゾフの兄弟」(オペラ)を観て来ました。

「カラマーゾフの兄弟」の作者はロシアの生んだ大作家F=M=ドストエフスキーですが、さすがに最近のロシアではあまり人気がある・・・ともいえず。むしろトルストイ・・・のほうが好まれるようです。作風が暗いからか。登場人物がそろいもそろって一癖も二癖もあって、挙句の果てに「後味の悪い結末」になるからか。

しかも、今回はオペラ!
言葉がわかってもチンプンカンプン・・・という場合が多いのに、ロシア語(一応英語字幕がでるが)ではね。ヒトを誘っても「え~・・・・」って言われそうなので一人で。一人の劇場も楽しいです♪幕間にシャンパン飲んだりして♪


ところで・・・今まで何回か、バレエもオペラも劇場で見ましたが・・・こんなにヒトの入りが悪いマリインスキーは初めてです(笑)。ガラガラ・・・。そもそも、バレエのほうが人気(チケットも高い)なのは分かっていたけれど、これはひどいな~ってくらいでした。ホント、1階席だけで観客が全部収まる感じ。


で、肝心のオペラですが。
オリジナルが単行本で3巻の長編だけあって長い!3時間20分(下手な映画より長い)。

私の場合、あらすじが頭に叩き込まれていたので「結構上手くまとまってるかも?」とか思いましたが、全く予備知識がない人が見て、劇だけで話の筋はつかめるのか・・・どうなんだろう。実際、休憩時間に「もううんざり」とこぼしていた外国人もいたりしたし。

でも、ワタシは楽しめましたよ。うん。



そういえば・・・。劇が始まった頃、隣の席のおばちゃんに何か差し出されました。なんかお菓子みたいなもの(暗くてよく見えなかった)?「ありがと」といって口に入れたら・・・丁寧に剥かれた「みかん」でした(驚)。おばちゃん、劇の最中に盛んに「ビタミンC」を摂取していました(怒)・・・最中は止めて欲しかったかな。
by teachermakizo | 2010-11-30 19:58 | はは